2017年7月4日から16日、外苑前のGallery DAZZLEにて行われた「夢みる宝石を描く」展のレポートです!

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今回の企画は、イラストレーターとデザイナーがペアになり、文庫本の装丁を制作するというものでした。デザイン事務所・マルプデザインさんのご指導での2回のワークショップを経て、絵の制作を行いました。


課題となった本はシノドア・スタージョンによるSF小説「夢みる宝石」。描くのは、表紙に使用するカラーの装画イラスト1点と、物語の途中に入るモノクロの挿絵です。
Tokinが制作したカラー絵はこちら。


それぞれの思惑が交差しながら進んで行く物語を、宝石の反射で描きました。
そして、そこから、デザイナーの柴崎さんが作って下さった装丁がこちらです!

「薄暗く不穏なミステリー要素を押し出したい」という意向にぴったりなデザインにして頂きました。文字が綺麗!

本を開いた部分には、人物が隠れています。
表紙のカバーを開いた状態。右側には、
登場人物のジーナと、手が添えられた宝石箱が。

裏表紙をめくった部分では、登場人物・モネートルの怪しい視線が…。

そして、モノクロの挿絵。
読み手が場面を想像する余地を残したかったので、具体的な場面や人物像をなるべく避け、場面のイメージを描きました。 


    




作品以外にも会場にはいろいろなものが展示されていました。
これはラフスケッチなどを集めたファイル。制作過程でのメモや、ラフ〜本番までの流れを見る事が出来ます。



このファイルには、DMに採用されたモネートルの絵を含み、主要な登場人物の絵が入っていました。

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bunny72rgb
habana72rgb
hotie72rgb
jina72rgb
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それから、これは、今回の為にマルプデザインさんが作った特装本。
こちらの真っ白な本を開と…

それぞれの作家のモノクロ挿絵が挟まれています。

各作家ごとの作品ファイル。自由に閲覧できます。

この展示の作品や、作者のコメントが書かれたパンフレット。
こちらはTake Freeでした。

今回目標としたのは、使い慣れた、子供や女の子のモチーフばかりの作風から脱する…!ということ。
心理や社会など、重たいテーマを描く時は、必ず優しさを残すようにしているのですが、今回はミステリーの挿絵。
思い切り、暗く不穏な方向へ舵を切れたのが、爽快でした。怖い絵を描くのは大好きです!!
課題のある作品だからこその冒険が出来たと思います。

これをまた、今後の制作…それからお仕事につなげていきたいです。つなげるぞ〜。

応援してくださった皆様、イラストレーターの皆さん、マルプデザインさん、Gallery DAZZLEさん、ありがとうございました!