毎日の断片。
いつも、何かにぴったり当てはまろうとしている。

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◆ぴったりのタンス
気にかかっていたことがひと段落したので、掃除。めちゃくちゃだった押入れの中を片付ける。必要な場所に必要なものがぴったり入ったが、使わなくなった箱が余る。部屋の隅に放置。

◆ぴったりの服
服を買いに行く。
当然、まずはレディースのサイズで探すが、どれもピンとこない。
大きすぎるだろうと決めつけていた、メンズの棚で、小さすぎるかなと思っていたキッズの棚で、好みなものを買えた。
私にとってのぴったり。


 

◆ぴったりじゃないハンコ
江古田のオイルライフにて、むかで屋さんのはんこワークショップ。 
下書き通りに作ったら目の形が気になり、ちょっと削る。
「表情が変わっちゃった」と言ったら、むかで屋さんが「なんか、優しい顔になりましたねえ」。
ぴったりじゃないのが良い時もある。


◆偶然にぴったり
先日の掃除で余った箱。
部屋の隅に置いていたら、ぴったりな使い道を発見。捨てようと思ってたので「ラッキー」という感じ。



不定形な自分は不安だ。ぴったり嵌まれるものなら何かの型に嵌まりたいとよく思う。
しかし型を用意されても結局いつも、それを自分サイズに変形させることでやっと満足感を得る。

私はおそらく、自分にぴったりな型を本当は知っているのだ。
求めてるのはぴったり嵌まれる型じゃなく、面白く変形させられそうな型なのかもしれない。

靴のバーゲンに行く。
たくさんの靴。何足も履いて、全身鏡でスタイルを確かめる人たち。インソール。靴の紐。
店員さんがサイズをチェックしてくれる。
「いかがですか?調整しましょうか。ぴったりすぎると痛くなりますから」。