そして迎えた、スーパー猛毒ちんどん vs 成宮アイコ+タダフジカ+Tokinによる「逆襲のロックショー」!
またしてもexciteニュースbitや東京新聞さんなどで告知記事を掲載して頂き、嬉しくもあり、おっかなびっくり…終わった後だから言うけど、私はものすごくビビっていたよ…。

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「鳥が飛んでいく」?
この日の作品については、割と早い段階で「鳥を飛ばす」という案が出ていてそれからずっと「鳥は何の暗喩なのか」「だとしたらどこから出てくるのか」「気持ちが外へ羽ばたくという事?」などと考えていました。
そして絵がほとんど決まらないまま、鳥を描き…


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当初は手書きするつもりだったんですが、100匹描くのは当然無理でした

印刷するという技術を思い出し、イラストを作って切り貼り
 
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一枚ずつ貼り付けていきます、104枚も作ったんだよ…!
 

思いつかないなりにアクリル板に描いてみたりして…
 
前日の夜になって、やっと絵が決まりました。
そして迎えた当日…。


"くそくらえ言葉なんてと書きなぐる言葉を夢中で叫び続ける"

我々はトップバッター!
前日の夜になって「旗があるといいね」と言い出した所から当日の朝に突然作った旗を掲げて私が入場、次いで、勇ましいBGMと「成宮!成宮!」のコールの中、アイコちゃんが登場。 
「考えてくれ!生きている事を!」と叫ぶ「くそくらえのハンドサイン」から始まりました。


舞台の両端にはアクリルパネルを吊るしており、私はまず舞台上手へ、そして下手のパネルへとペイントへ施していきます。


そしてなんと!今回!「あなたのドキュメンタリー」でゲスト(?)に迎えたのは、長期の入院から復活した、我らが葛原りょう!



少しではありましたが待望の復活。本当に久しぶりに立つ四人でのステージが嬉しくて私はニヤニヤだったんですが、舞い上がるとすぐ絵を忘れてしまうので、心でニヤニヤしていました。

「あなたのドキュメンタリー」後半、私はステージから客席へ。パネルの正面に吊るしていた鳥のモチーフをお客さんの手によって後ろへ回してもらい、それを壁へ結び、天井に羽ばたかせました。

アイコちゃんが今回の打ち合わせでずっと言っていた、私たちは別の人間だけど同じ人間だ、という「十人十色のワンオブゼム」という言葉。それを空間で表してみようと思ったのでした。
絵の中の「わたし」「あなた」という二者関係が会場中に広がっていくこと。

客席乱入というパフォーマンスは初めてでしたが、描いている最中、私はあまり状況を見ないで絵に没入するように心がけているので、そこから一気にお客さんにつながっていくのはとても面白かったです。

会場に飛んだ鳥(が壁に固まっている様子)

魑魅魍魎?!狂乱のスーパー猛毒ちんどん

そして、スーパー猛毒ちんどんの登場!
「障害者が頑張っている」なんて、テンプレな言葉をなぎ倒す演奏スキルと勢いはまさに生き様パンク!!
障害ゆえに学校でいじめられたとか、障害年金で家族が暮らしてるとか、介助の人が来ないからトイレに行けないとか、当事者じゃないと歌えないような曲(当事者だからって、普通歌えないよ。そのくらい強烈だよ)でありながら、そこにドンと芯を構えるのは卑屈でも自虐でもなく、堂々たるプライド。そして圧倒的なテンション!

その勢いは以前見た時よりも遥かに大きく、大盛り上がりのフロアを後方から見ながら私は「対決!と言ったけど、これは負けたのではないか…」と苦笑いをしていました。
で、サイリウムとマラカスを振り回して完全に、その祝祭パンクに乗りました。

まあ生きていればよしとする


その後は「スーパー猛毒ちんどんの数え歌」と成宮アイコの「傷つかない人間なんていると思うなよ」のコラボ。
私はこれまた人混みのフロアをかき分けながら、フロア両端にあった紙に絵を。最後は、朝作った例の旗を振り振りステージへ戻り、出演メンバー全員で元気いいぞうさんの「まあ生きていればよしとする」を、いいぞうさんご本人を交えて大合唱。イベントは熱狂のうちに終了したのでした。


そして完成したライブペイント

「わたし」も「あなた」も それぞれにない部分があり、それに触れながら生きているよね。
という絵です。
ワークショップの告知用に書いた「それぞれに生きている」という絵から、さらに一歩踏み出して「だからこそ関わっていきたい」に進んだように思います。

そして、お客様に描いていただき、壁面に貼ったのは「つらかった時の自分に言ってあげたい言葉」。
ひとつひとつに鳥を描きたかったのだけど、人混みの中をかき分けながら描くのが予想以上に難しく、全員のカードに鳥を描くことが出来なかったことに悔いが残っています…。ごめんなさい…。






生きていくってこと

カウンターチームもスーパー猛毒ちんどんも、障害や生きづらさの話をしながらも、その言葉に寄りかかる事のないクオリティのステージを作れたし、それはお客さんのノリや感想が証明してくれていたと思います。
それを可能にしたのはやっぱり、自分の尊厳も他人の尊厳にも本気でムキになる、という姿勢だったんじゃないでしょうか。

自分たちで作ったイベントだったけど、なんかちょっと泣けちゃったなあ。
私はいつも、遠くから現実を見ているような、ぼんやりした感覚の中にいる事が多く、ライブペイントの時も割とそんな感じです。客席もステージも自分も含めた全体を俯瞰して描くような。
でもこの日は、カウンターが四人揃った事や、ちんどんのステージが、「これが生きるってことだよ」と私の肩を強く揺さぶってきた気がしたんです。

「生」を突きつけられた動揺と、いきなり突きつけられる事に対する反射的な警戒と、それをも含めて受容されたような感覚。
それらがどれも強烈な濃度でこちらへ降りかかって来、自分もまたその作り手でいられたことは、ものすごい幸福と安心感をもたらしてくれました。


アイコ+Tokin+タダ、と三人でしばらくやってきたけど、全員いてこそのカウンターなのだなと改めて思ったよ。
カウンター達の朗読会として復活するまでは、まだもう少しだけ時間がかかるかもしれませんが、四人それぞれの活動は続いていくのでまたステージでメンバーが揃う日を心待ちに!していて下さい!!

また、Naoki Tajimaさんによるこの日のライブ写真が、こちらにアップされています。熱狂を閉じ込めた写真をぜひ見てね。

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というわけで、Tokinの次回のイベントはこちらです。 
ワークショップの方は、ご予約承り中です!
堅いイメージですが和やかにやっていきますので、お気軽にお問い合せ・お申し込み下さいませ。


垣根を乗り越える2「病気と社会」
日時:2016年11月13日(日) 14:00-17:00
 
杉並区西荻南2−24−15 (車椅子の方もお越しいただけます。)
西荻窪駅南口より徒歩5分くらい 

参加費:500円(カンパ制なのでご無理のない範囲で構いません)
 
予約制となっております。いずれかの方法でご連絡下さい。
〕縮鵐汽ぅ https://coubic.com/kosaten/151640からのお申し込み
Facebookの「垣根を乗り越える」イベントページにて「参加」をお願いします。
Tokinより:お名前、人数をご記入の上こちらのメールフォームや、ツイッター(@tokin0528)、フェイスブックにてお知らせ下さい。


第23回 文学フリマ東京
11月23日(水祝) 会場:東京流通センター 第二展示場
東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分
時間:11:00〜17:00予定
Tokinのブース番号:会場二階 エ-41
 
入場料・無料(イベント出店者カタログは先着・無くなり次第終了となります)
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小説、詩歌、評論などの自主作品の即売会「文学フリマ」に初めて参加します。絵本、マンガ、ドローイング集などを持って行く予定です。