先日、思考のワークショップ「垣根を乗り越える#1:病気と健康」が無事に終了しました。

なんだ、なんだ


出荷だ、出荷だ


垣根だ!

「病気とは、健康とは、その垣根とは何?」ということで、 こんなものを作りました。じゃーん!
牧場です!



参加者の皆さんへ粘土と箱をお配りし、箱の中で動物を作成して頂きます。
動物は箱の中で見えないように作成される為、並べた際も誰が作者なのかはわかりません。
そして、それぞれを、垣根で区切られた「言いたい事」「聞きたい事」という2つのフィールドに分け、実際に位置を動かしながらディスカッションをしていきます。
…というのが、今回の主な内容でした。



いつもは自分が喋るんですが、今回の趣旨は話を聞くことだったので、なんだか一気に、参加した皆さんの頭の中に入った気がして、まだぼんやりしています。



やってみると、いろんな事が「予想外」の連続でした。

まず、動物や牧場という柔らかいモチーフを用いたのは、キリキリせずに本音を言う方法を考えての事だったのですが、やってみると、直接的な方法でないからこそ、心の中というリアリティが出たように思います。リアルでないというリアルさというか。

それぞれの動物の作り手(発言主)が特定出来ないようにしたのも、本音の意見を引き出す狙いだったのですが、それもまた意外な展開に。
特定出来ない(けど確実に自分と同じ場にいる)誰かが書いた、と思うとその分、相手の見えない部分について考える事になるようで、多くの方が「勝手に言っていいのかわかりませんが…」と前置きをしながら相手の気持ちを想像して話していました。


私も参加者として動物と言葉を作ったのですが、自分が思い切った本音を書いた分「他の人の思い切った本音を受け取ろう」という気持ちになり、自然と、相手の言葉を丁寧に扱うようになっていたと思います。

なんとなく柔らかい時間に感じたのは、見えない相手について考える、という行為が、思いやりそのものだったからなのかもしれません。


人の気持ちを考えるトッキンキン

対話を試みるトッキンキン

肝心のテーマ「病気と健康」については、早々の段階で「垣根はないのではないか」という意見が多く出ました。しかし、それと対になるような形で「でも、垣根があると感じるならそれは何か…」と考える事にもなり、興味深かったです。

自分の病気について話す事でのメリットやデメリット、それぞれの「言いたいけど言えない」エピソードなど、自分のことも考えつつ、相手のことも考えつつ、相手が話している人についても考えつつ…と想像力をフル稼働させる時間となりました。

そして会の最後は、それぞれが考える「理想の牧場」について絵を描きました。私の絵はこちら↓


設けられた垣根に収まるのではなく、欲しい人が垣根を使い、いらなかったら外す、という絵です。他にも、垣根がない、垣根が点在している、垣根の下に世界がある…など、様々な意見が出ました。



初めてのワークショップは、「楽しかった」「良かった」という簡単なものではなく…
なんというか、なんとも言いたくないです…。
「その場でシェアした感覚を、ネットでシェアしたくない」という感じがして。(と言いつつこうしてレポートを書くわけですが…)

「モヤモヤしよう」という、公差転でのテーマの通り、非常にモヤモヤしてしまい、持ち帰りの課題をたくさんもらった思いです。
ご参加、応援して下さった皆様、ありがとうございました。
公差転でのこういったイベントは今後も継続してやっていこうと思っているので、またよろしくお願いします。

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そして次回は、本筋に帰ってライブペイントです。
もうずっと、心の中の話ばっかり行ったり来たりしている。たくさん話すから、たくさん聞きたい。たくさんモヤモヤしましょう。