お知らせが続いたのですが、今日はただの日記です。
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足を火傷した。
と言っても昨日今日ではなく、3週間ほど前のことだ。うっかり、湯たんぽを布団に入れたまま寝てしまい、全治二ヶ月と言われてしまった。そんな怪我したことない。
あれもやろう、これもやろう、と意気込んでいた矢先の事で、その「あれも」「これも」はことごとく延期になってしまった。

家を出ても、変な歩き方の為に疲れちゃって、目的を達成出来なかったり、無理矢理予定通り動いて後から痛くて後悔したり。歩けないというのはなんだか示唆的だなあ、と思う。
同じ靴じゃないと出かけられない事とか、それがもどかしい事とかも。

そんなわけで、先週は予定をいろいろ変更して、家でよく作品を作っていた。書きかけの絵や、なんとなく先延ばしにしていた事を片付けたりする。合間、合間に本を読んで、読んだ事をまたどのように作品に出すか逡巡したりして、ノートに向かうのが楽しかった。

2016-03-25-22-06-07

描きながら、読みながら、それを人に見せながら、外に出るにはどうしたらいいかと考える。
自分の思考の外に出る事、頭から体へ移す事、行動と発信で外へ出すこと。それを更に、分野やジャンルの違う人達に届かせること。
そこで聞いた言葉を、もっと見た事もない輪の外へ出す方法、など。

寝る前に傷口の処置を行う。
低温やけどは少しずつ細胞が死んで行くので、気付いた時にはもうだいぶ奥までやられているのだそうだ。
「ただ、暖まりたかっただけなのになあ」と言いながら、膿んだ傷口を消毒液で拭って、新しいガーゼで覆う。
少しずつ新しい皮膚が出来ていくのを見ている。
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