「生きづらさの自己表現」(晃洋書房)を読み終える。(借りてからだいぶ時間がかかってしまいました。Oさんごめんなさい)
病気や障害、生きづらさとアートについて心理学や社会学的な観点からも研究されている本。論文?
私が、自分の制作や、人の作品を見ながら感じる、動揺とカタルシスと混乱と安心が全部固まったような感じについての理由や背景が的確に掘り下げられていて、興味深かった。
表現活動は何の役にも立たないんじゃないかというのをいつも自問自答している。ただの個人的な感傷やナルシシズムなんじゃないか?と。
しかし、生きづらさというのは社会と向き合うからこそ出てくる生の葛藤であり、そこから生まれた個人の感情を表現する事は、社会について問題定義をする事と同義だろう。
改めてそう思えたら、自分が信じてやっている事はそんなに間違えていないのだと思い直せて安心した。
いま、気持ち的に自分の病気について語る事、また、それについて話を聞く事が苦しい。しかし不思議と、それをもう発信しない、という気にはなっていない。
極私的な感情を塞ぎこみたい、という思いを経た自分が何を作るのか関心がある。
今日は掃除をしたり、寝たり、正月の買い物をしたり、のんびりと柔らかい時間が過ごせた。
近所のスーパー。慌ただしく年末の買い物をする人達。みんな、新しい時間を迎えるためにいそいそしている。
おせちの材料を買い揃えたら楽しくなってしまい、早速何品か作ってしまった。漬物、元旦の日には美味しくなってるだろうな。わくわく。
コメント
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私ものんびり年末を迎えたいです
波はありますが 今年もトキンさんには色々ありがとうございました、と伝えたいです
来年も 焦らず そして 出来るだけ活動的に 頑張りたいです。
いつも応援してます。