某日。
 
緊張する打合せ。久しぶりに営業ファイルを持って家を出た。
「まあいつも通りだ!」と言いながら、それでも前日になって慌てて
「やはりアレは直した方がいいのでは」
「アレも用意した方がいいのでは」
と夜中まで用意をして、家を出る。

打合せの時はしゃきんと背筋が伸びる。あと服も、いつもよりちゃんとした感じにする。

だけどいつも、コートの置き方が変になって椅子から落っことしたり
ちゃんとしようと思って「ちょっとメモしますね!」と言って、カバンからペンが出てこなかったり
手帳などをさっとカバンにしまおうとして、慌ててカバンに突っ込んで何か落としたり
なんかそういう、モタモタした事をしてしまう。


ドリンクにホットレモンをオーダーしたのだが、緊張を紛らわそうと口に含む度に酸っぱさが喉に滲み、紛らわすどころか緊張感が増した。
「しっかりしろ」とレモンから言われているような気持ちであった。

真摯な言葉を沢山頂けて、高揚してその場を後にする。

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人に会うといつも「しっかりしないと怒られるかもしれない」と思って焦り、かえってモタついてしまうのだが、改めて考えると「モタモタしている」事そのものでは、あまり怒られた事がない。
考えられるのは

1:実はモタモタしていない
2:他の人も、私が思っているよりモタモタしている(お互い様的なものが発生する)
3:そもそも、「モタモタ」は、迷惑ではない
(モタモタの結果、何かのデメリットが発生したら、その時は迷惑になる) 

という感じか。

「モタモタしないでよ!」と、怒られたらどうしよう、と思うけど、言われた所で治らないのだから心配するだけ無駄なんじゃないだろうか?