某日。都心部で風の強い日

精神科に行く。
病院があるのが、通院以外にはほとんど行かない港区のエリアなので病院の時は秘かに楽しんでいる。
午前中の電車。みんな通勤なんだろうなあと思う。
それで、ヒールをカツカツ言わせて早足で歩く女の人の横を通る時、私もなんとなくさっさと早足になって、瞬間だけ「なんか通勤している人みたい」な気持ちになるのだ。
一瞬の会社員ごっこである。
お勤めをする働き方をあまりしていないので、時々、それがちょっと楽しい。

病院。
先生は解離の話がとても好きで、私が躁鬱の話をすると「へー」とか「そうですか」としか言わないのに
解離の話をすると目の色が変わる。
「焦燥感に駆られる。中の人格が怒っているのかもしれない」
という旨の事をぽつりと言ったら、パソコンに向けていた椅子をぐるりとこちらに向けて、
「それで?」と、文字通り『身を乗り出して』きたので、あまりの解りやすさに吹きそうになった。

嫌われるのが怖いという事を話したら
「嫌われたかどうかは解らないし、もし嫌われたとしても嫌われたらもうどうにもならないじゃないですか。
そんなよく分らないことにエネルギーを割かないで、好きな事を考えるんです。」とのこと。

先生の好きな事は解離の話なんだろう。
「なるほどですねー」と言って帰った。

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書かないで日常の言いたい事がずるずると貯まって行くので、こうして時々、とりとめもなく書いてみようと思います。