遅ればせながら、個展のレポートです。

koten2014

2014年12月3〜14日 吉祥寺gallery/cafe terraceで行われた個展「窓を開ける、指先に触れる」が、おかげさまで無事に終了いたしました。
これまでも展示は行ってきましたが、今回は初めての旧作展!
気合い満々で作品を沢山部屋から持ってきて、さあやるぞ〜。



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だがしかし、まずは搬入がすごく大変でびっくりした!
作品の点数は、ざっと40点以上。10号以上の大きめの作品の配置だけざっくり決めていたのですが、実際置いてみるとイメージと違かったり、サイズは良くても色合いが合わなかったり…。

飾りを除いて、作品の陳列だけで三時間近くかかり、始まる前から「これは大変だな!」と苦笑い。でもとっても楽しかったよ。
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そしてなんとか初日がオープン。じゃーん。
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今回、展示をするに当たって考えていたテーマは「思いっきりやること」。
絵はもちろん、言葉や会場の飾りも含めて空間全部で、自分が作りたいものを思い切り出したいと思ったんです。 
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会場のあちらこちらに、言葉のパネルを配しました。
宝探し的に、部屋の隅や棚の脇に置いたのですがお客さんが覗き込んで探してくれて嬉しかったです。うふふ。
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2009〜2010年辺りの作品達。
 
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2010年制作の箱作品2点。かわいい(自画自賛)
 
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7月に「おやすみなさいの向こう側」展で制作した夢日記シリーズ

何年も前の作品で出す機会を逸していたものなど、旧作ながら気にいっている絵も沢山出展!
飾ってみるとやっぱり、家で見るのとは全然違う印象です。
最近新しく出会った方から感想を頂けたり、また、ありがたくもたくさんの絵をお嫁にやることが出来ました…。うるうる。ありがとうございます。

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この作品「愛のある生活」が今回一番の目玉でした。
2月に銀座 gallery ART POINTで展示をしたものの、その後ずっと家に置いてあるままだったのですが、違う場所で並んだ時にどんな絵になっているのかを見たかったのです。

でも、並べてみた感想は「この作品が特別なわけではない」という事。
 
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単純に作品のサイズが50号とかなり大きかったのもあって、私の中で特別感があったのですが、いろいろ並べてみたら(じ、自分で言うけど)全部いい!

節目節目で「私は変ったぞ、変えたぞ」と思ったりしたけど、全体的に優しくて悲しい、というテーマで一貫していて、自信がつきました。なんだ、これまでもちゃんと出来ていたんじゃないか〜。

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こちらは物販コーナー。
 
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以前の展示で制作したブックレットも再びお披露目。
 
 7月にギャラリーめばちこさんで展示をしてから、あまり間を開けずこの展示が決まった事や、旧作展という事で集客や評判などがどのようになるのか心配もあったのですが、結果的にすごく良い展示になりました。
なんと100名以上の方にお越し頂けるという、大!大!快挙!やった〜!

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最終日にはなんと20人以上の方が!滑り込みパワー!


初めてお会いする方、ネットでのやりとりで知っていた方、また、なんと私が高校の時に別名で作っていたホームページから脈々とずっと活動を見て下さっている方もあり、かなりビックリでした。すごい…!恥ずかしスゴイ!


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皆様から頂いたコメントを毎日楽しくニヤニヤ見ていました。ありがとうございます。


 写真はまとめて、Tumblrにて掲載をいたしました。そちらも併せて是非ご覧下さい。
 日々、こつこつ:「窓を開ける、指先に触れる」



以下、雑感です。
ある一時まで私にとって絵を描くというのは、自分の中での違和感や不安感を、何かの形で作りたい、伝えたい、聞いて欲しい…という気持ちを解消する為の手段で、あまり楽しいものではありませんでした。

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展示も同じで、「死ぬ前に言い残すなら何が言いたいか」というのを考えながら制作をしていて、自分の最高値をたたき出すつもりで描いていたけど、毎回本当に苦しかったです。
そんな風に、次へ繋げるビジョンもなく行っていた制作・展示はもちろん上達しないし、目的が曖昧だから結果も出ないし、なんで絵を描くのか、わざわざ発表するのかよくわかりませんでした。
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でも、発表する度に、絵を見ながら自分の気持ちを話してくれる人がいるんです。。
私が机の上で描いているだけじゃなく、それを発表した時、いつも相手の窓が開く。
その時、ぎゅっと掴むのは怖いけど、すこし指先で触れたいような、柔らかい何かがその人の中に見える。
私は、そのすごく素敵な「柔らかい何か」に敬意を表したくて、絵を描いて、展示をしているのだと思います。

そこから、この展示のタイトルを「窓を開ける、指先に触れる」としました。


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ご来場、応援をして下さった皆様、そしてterraceさん、ありがとうございました。

毎回、すり切れるような気持ちを、絵に描いていた20代の自分に「あなたの作品を求めてくれている人がいるよ!」と教えてあげたい。
そして、そんな風にすり切れるような気持ちを持った人にとっての、共感や安心になるような作品作りをこれからも続けていきたいと思います。

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