画像2
友達の家へ行く。

生きづらい界隈で出会ったメンバーなので、なんとなく話の流れで、亡くなった共通の友人についての話題が出た。 
先日、別の友人とも同じような話をしていたので、避けて通れない話題だよなあと思う。
(そして友人が、話題にするのを避ける方が不自然で耐えられない、と言っていて、なるほどと思った)

たまたま、というか、そういう界隈にいるからだろうけれど、ずいぶん何人もの知人を自殺で亡くしてしまった。
こう言っては何だけど、最近その辺に関する感覚が麻痺していて、世の中ってそういうもんなのかなあ、と思っている節がある。 そしてそういう自分が嫌いだ。

時々、私に何か出来ないか、何かすべきなのでは、と思うことがある。
でもその思いはいつもあっさり消える。何も出来ないのではなくて、私はたぶん、何もしたくないのだ。

最初からノータッチでいれば、最悪の事態でも「私に何が出来たわけじゃない」と考えることが出来る。もし手をさしのべて、その手を握ってもらえなかったら私は、とんでもない自責の念に駆られるだろう。
私は出来なかったんじゃない、やらなかったんだ。
そう思えばすこし責任を、罪悪感をいくらか免れる気がする。

そういう考えが蔓延してしまったら、誰も救われなくなってしまうのは、わかってるんだ。
誰かの「助けて」を拾うものが何もなかったら、もっと状況は殺伐としてしまう。
でも私は、何も出来ない状況になった時、自責の念や後悔で苦しくなるのは、嫌だ。しんどくて怖くてあんな気持ちにはもうなりたくない。

最近ずっとこのことについて考えている。

手をさしのべる気持ちやキラキラした希望、情熱を持つことはまだ出来ておらず、少し遠巻きに、諦めをもって眺めているだけだ。
「私は出来ないんではない、しないでいるのだ」という言い訳を自分にして、そのくせ、何も起きませんように、と祈ったりしながら。

現実的な状況を知りたいとか、誰かと繋がりたいと躍起になるのは、自分のそういう諦めモードに対する罪悪感もあるんだと思う。
「あの時ああいう風に出来なかった私を許して下さい。
相変わらず出来ないことばかりだし絶望もしていますし、頑張っても助けたり出来ないだろうけど、動くことをやめないので許して下さい」
というような。

何に対して謝っているのかなあと考えると、ばかばかしいんだけれど、原動力になるのであれば、諦念であれ罪悪感であれ、まあ悪くないのかなという気もする。

そして「何も出来ない」と言いながら、本当は何かしたくてたまらないんだ。守りたいものがたくさんある。たくさんすぎて、どうやって守ればいいのかわからない。
キラキラしたところでガッツポーズは出来ないけれど、暗い所から小さい光を頼りに歩く、みたいな、そういう温度は、せめて捨てないでいようと思っている。

ううむ。なにが書きたいのかあんまりまとまらなかったな。


Bl669ZvCIAEm7xE


ロックのライブハウスで行っていますが、ライブペイントでも割とそんなことばかり考えながらやっています。
ちゃんと届いていますように。少しは誰かの光になれていますように。とか。

そして、一人で机に向かうことではなくて、ステージっていう場所で、そこにいる生の人たちへ向けて、自分の気持ちと同じ形を音で作る仲間と一緒に、作り上げることが出来る、伝えることが出来る、ということに希望を持っています。

重い話のあとのまさかの告知となりますが、20日はバクガキでのライブペイントがあります。
バクガキの音楽は、自分のこういう部分と同じ形をしているのだと思います。
ご都合よろしければぜひ!高円寺にてお待ちしております!

-------------
苦しいとき 悲しいとき  
頭のなか調べるために 
誰もいない 暗い海を降りて行くとそこに きみはいる 

巨大な海の底  
こわれた僕らのすみか 堕ちてくる残骸  眺めてるきみ
七色の宝石 海に映る映画館
キラキラ満ちてゆけ エメラルド
(蒼い月の絵本)

 
 

■5月20日(火)高円寺ミッションズ 
「Koenji Mission's 7th Anniversary!!Matchless music day!!」

op18:00/st18:30 二週間通し券\2500 

出演:
突然段ボール/ダヴん(Dub'n)/レクター/asari/バクガキ+Tokin/VATO
(Food:やきとり遊助)

■バクガキwebサイト http://bakugaki.jimdo.com 


【チケットについて】
ミッションズはイベント期間中の為12〜25日のライブは通し券となり、アーティスト名にてチケットを取る形になります。
事前にご一報頂くか、受付にてバクガキの名前をお伝え頂ければ、20日以外でも12〜25日のミッションズでの全てのライブがご覧頂けます!
この機会に、気になるアーティストをチェックしてみるのも良いかもしれません!!

------------