17日。
aoiちゃんのソロライブを見に代官山へ。
えらくテキトーな服で慌ただしく家を出てしまい、ライブハウスに着くまでの道のおしゃれさに戦く。
(でも道に迷った)

この日、スペシャルゲストとして登場したのはあの早川義夫さん。まさか友達が早川さんと一緒にステージで歌うのを見る日が来るとは!
実家の自室で、URCのコンピを聞いてファーファー言っていた高校生のわたしに教えてあげたいわ…。


ひとつずつの言葉や音を確かめるように歌うaoiちゃんの姿をじっと見ていて、大袈裟かもしんないけど、私が感じてるものと同じものがこの人にも見えているのかなぁという感想を持った。

自分だけに見えてると思ってるもの。大事だけど大きすぎて持て余してるもの。
彼女にもそれがあって、そこに向かって歌ってるような気がした。


終演後、早川さんを交えてたくさんたくさん話す。音楽をやること、ものを作ること。

やりとりを聞いていて、セツにいた時のことを思い出していた。
先生のやり方と、そこから教わること。自分で感じて学び取るスキルのよーなもの。

セツにいたとき私は散々セツの文句を言ったけど、でも私はそうして文句を言う事で、自分の頭を整理出来ていたんだと思う。それは自分を獲得する為の勉強だった。


話していて、共感しないなと思うこともたくさんあって、私にはそれはわからないナァ!と言ったりもしたけど(改めて思い返すと図々しい!)、ホントのことを言えば、いつかその言葉の意味がわかるようになる日が来るのを楽しみにしてるんだ。
「あの時こう言われたよなあ」
って、きっと後々思い返すんだろう。そう思い返せるだけ大きくなっているとき、私は何をしてどういうものを作るんだろう?


簡単に答えを見つけられなくて、考え込んだり怒ったりしながら、こうして自分の歩を進めるaoiちゃんがまぶしくて、満面の笑みを浮かべる彼女に拍手が送られるのを、まるで我が事のようにうれしく見ていた。

大先輩から学び取って、それをしっかり自分の経験値としていく彼女から、私もまた多くのことを学んでるんだろう。
そういう風に思える仲間が近くにいることが嬉しい。