フロート都会のファストフード店には、どの時間帯であれど
「どうでもいいエアポケット感」がなく、せかせかとしていて戸惑いますが
昨日はケンタッキーへ行き、実は人生で初めてフロートを飲みました。


聞きたいんですが、あれはそもそも食べるんですか?飲むんですか?
食べながら飲むのかと思ったんですが、
あれ、氷の上にフロートしているので、アイスはなかなか溶けませんし、
ゆるりと溶けてくればいいのですが、その間の、
もじもじと、ストローをいじるような手持ちぶさた感に、
なんというか、戸惑いを拭えませんでした。

コーヒーフロートを頼んだんです。

たとえばね、コーラとかメロンソーダにアイスが溶けたら、
なんかラッキーというか、あるはずのないモノがとけ込んでいる、
という非日常感がありますが、私はうっかり、コーヒーフロートを
頼んだわけですよ、
でも、コーヒーにアイスが溶け込んだらさ、
なんていうか、アイスコーヒーと何が違うのかわからなかったんだよね。


「アイス食べたい。
 でも喉も渇いた。」

という気持ちからオーダーをしたのですが、
私はうまくアイスクリームをすくうことが出来ず、
お連れ様に上図のような指導を受け
「コツがいるんだな…」と、もじもじしていたらそれは溶け、
アイスコーヒーと化していたのだった。

私は「いやしかし、自分が頼んだのはフロートであったはずだ」
と、なんとなく釈然としないまま、店をあとにし、
『崖の上のポニョ』を見に行きました。


難しいことはたくさんあるな…。

(ポニョは、とても良かったです。心がホニャーっとゆるんだ。
 夏に見られてよかったと思った。)


世の中に適応する、ということにたいして物凄い執着していますが、
なんかそこに執着してる時点で間違えてる気も時々します。
でも、まあ、そんなものだよね。

ポップさとかにツルッと乗れる人を本気で尊敬する。
それが都会的ということなのか。
やはりそういう人ははフロートを戸惑わずに食べられるんだろうか。
スターバックスのカウンターチェアにも戸惑わず座れるんだろうか。