なっ…!!なんなんだこれは…!!
ミラクル時空が発生してしまった…!

ワタクシ内に於ける村上春樹さん大絶賛フェアは俄然勢いを増し、今は『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読んでいるのですが読みながら「この感覚、どっかで知っている…」と思い、おそるおそる聴いてみるとやはり!
これは…
ヘッド博士だ…!!!

ドーン!

このシンクロ率!リンク加減…!!瞳孔が開きました。

不治の思春期症の私を向かい入れる、点と線が…ここに!

このぴったりカンカン率といったらもう、
紅茶とケーキ、
コーヒーとクッキー、
納豆と白米、
塩辛と焼酎、
とにかくそのくらいすごいのです。

両者ともにブンブンに英米文学のかほりを感じる為、というのもあるんですが、いや、それよりももっと根本的な…。
平穏と空虚感、混沌と安定がそれぞれきちんと同居する世界を、
淡々と観察して笑っている感じ、とでもいうのかな。

私の文章力では正しく伝えられないのが大変に惜しいのですが、この感動のシンクロ率を知れただけでも、私のインドア・サマー2007は大変に有意義であったと言えるでしょう。

こういう衝撃体験をすると「思春期をやめたい…」という、絶望にも似た感情が段々と薄れてきます。思春期ええじゃないか運動です。


世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)


ヘッド博士の世界塔



それにしても。

「絶対こっちの方がカッコイイ!」と、うっかり旧デザインの文庫(一番上の写真の)を買ったら、同じデザインの下巻が見つからないという厳しい事態に直面しました。

悔しいから新デザインの下巻は買いたくありません。
いつも以上に古本屋をマメにチェックして暮しています。
もうすぐ上巻が読み終わりそうでヒヤヒヤしています。


最近、こんなのも読んだのですが(こちらは大変、元気やエネルギーをもらう感じでした。世界の、と呼ばれるようになる人はやはり凄いのだ)

ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)


ひと昔前の文庫本のデザインってなんでこんなにカッコイイんだろう。
このセンスを吸収したいです。