私の好きなモノの話をします。

buta
心のスイッチON!

画像1:
私がもう20年近く憧れを抱いて見つめている、スーパーの、豚。最強に素敵。大好き。
スーパーの「鮮魚」とかのトコに描いてある魚の絵とか淡々とカラフルで、キャッチー且つ無名な感じがすごい好き。

しかもこの豚のちょうど下にあるスナックコーナーがまた、時代から取り残され感たっぷりの物凄いファンシーな作りで、それもまた、ぐっとくる。
一回も利用したことない。
青いフローズンヨーグルトは何の味なのか。


それらの魅力はやはり、

「その当時、あのノリで作ったまま
 ウッカリここまで来ちゃいました」

という「うっかり」感です。 
ウチの近所はそういった「うっかり系ショップ」が
多数点在していて、故に私はこの街が大好きです。


そういった、街の「うっかり」は商店街あたりが狙いどころです。

メルヘンブームにのったままのショップ、
トレンディブームにのったままのクリーニング屋、
カントリーブームにのったままの街の食堂
など、
多数のうっかりを発見することが出来ます。

店主のこだわりとかが反映されている場所は、時代と関係なく良い場所なので、あまりうっかりしていません。
しっかりしています。

やはりスーパーの看板や案内表示はそれを微妙に匂わせているのですが、それ以上に百発百中と言って良いほどヒット率が高いのが、クリーニング屋、それも、チェーン店ではないクリーニング屋です。
クリーニング屋の外装というのはなぜか多くが「うっかり系」な作りで、出店当時の時代の香りをビンビンに漂わせているものが多いです。


我が家の近所のクリーニング屋はものすごい都会的な作りで、90年代の香りがぷんぷんするモノトーンの内装が最高にイケています。
ヘビーユーザーになりたいのですが、ちょっとお値が張るのが、惜しいところです。


私が大江戸線の駅や臨海副都心にワクワクテカテカするのは
おそらく、20年もすれば彼らは絶対にそういった
「うっかり系建築」に為りうる要素を秘めているからだと思います。

こういった“うっかり”の自然発生を見つめるのが大好きです。
狙わずして出てきてしまった魅力は、用意されたモノにはない味わいがあります。

うっとり。
su te ki。



ホントは描きたいことたくさんあったのに、この看板の豚が好きすぎて熱くなってしまいました。
これ読んで誰が楽しいんだろう。

私か。



ほし左図は神楽坂の信用金庫のウインドウです。
いいでしょう。
こういうの見つけると強く生きていく意欲が湧くよね。

それではおやすみなさい。みなさま良い夢を。